スマイル歯科医院 の日記
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症状と虫歯の進行具合は一致しない
2011.03.06
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虫歯は虫歯菌によって歯が溶かされ、歯の神経に近くなってくると神経が痛みを感じてくるという疾患です。
通常はまず、冷たいものにしみてきます。
さらに虫歯が進行すると、冷たいものに加えて熱いものにもしみるようになってきます。
もっと虫歯が進行して歯の神経まで達すると、ズキズキうずくようになってきます。
上述のように痛みの症状がひどくなってくると虫歯も進行しているという場合は分かりやすいです。
しかし、必ずしも症状と虫歯の進行具合が一致しない場合も結構多いです。
虫歯が神経まで達しているのに、症状がないという場合もあります。
虫歯菌が時間をかけてゆっくりと歯の神経を侵していった場合は、神経は徐々に感染していき、
神経自体の感覚がなくなっていきます。
悪い表現ですが、神経が腐ってきて、痛いという感覚がなくなってしまうのです。
このような場合だと患者さんは気がつきにくいです。
根っこの先に膿をもって、腫れてきて初めて気がつくといったケースも多いです。
症状がないからといって、大丈夫とも言えないのが虫歯の特徴です。
知らない間に虫歯が進行しないように、歯医者で半年に一度の定期健診を受けましょう。