スマイル歯科医院 の日記
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保険がきく、きかないって?
2011.02.18
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歯の治療で保険がきくかきかないかで心配されたことはありませんか?
厚生労働省が保険のきく治療の範囲を決めています。
保険治療はご存じのように健康保険加入者および保険者から集めたお金で運用されていますので、
贅沢とみなされる治療は保険で受けることはできません。
前歯を被せる場合、白い材料は保険だと合成樹脂です。
これをセラミックにするなら保険はききません。
入れ歯の場合、歯にかけるバネがみえないようにする、フレームを金属にする、
磁石の入れ歯にする、弾力のある材料を使う等の治療は、贅沢だということで保険はききません。
保険では、小臼歯の型をとって作る詰め物は合成樹脂で白くできますが、大臼歯は金属しかできません。
被せ物も同じです。
ブリッジは保険では、金属しか認められていませんので、合成樹脂を使った白い歯のブリッジはできません。
これは強度が弱いので認めらていません。
日本の歯科の保険制度は、海外に比べてかなりの範囲の歯科治療を受けることができるようになっています。
高望みさえしなければ、保険治療で十分に咬める歯が入ります。
保険がきかない治療を自由診療といいます。
保険診療は全国どこでも一律料金ですが、自由診療は、歯科医院によって価格の設定が違います。
歯科治療を受ける場合、保険がきく、きかないで患者さんが歯医者を不信に思ったりする場合があります。
歯科治療を受けるときは、歯医者から治療方針をよく聞くのはもちろんですが、
保険がきく治療だとどんな材料を使ってどんな方法になるか、自由診療だとどうなるかを詳しく説明してもらいましょう。