スマイル歯科医院 の日記
-
実は寒天と海藻で歯型をとってます
2011.02.02
-
みなさんは歯医者で歯型をとる(印象:いんしょう)とき、どんな材料を使ってるかご存じですか?
最もよく使われるのが寒天とアルギン酸を使った印象法です。
温めてゼリー状になった寒天をインジェクターを使って歯の表面に流し込みます。
アルギン酸の粉に水を入れ、練ってどろっとした状態になったものをとり枠の中にいれ、
寒天で覆われた歯にこのとり枠を被せます。
約2分間で寒天、アルギン酸の両方が固まりますので、時間がきたらとり枠をはずします。
そしてその歯型に石膏を流しこんで固めると、患者さんの歯型の石膏模型ができあがります。
寒天はあの「ちゅるっ」とおいしい寒天を歯科用に加工したものです。
アルギン酸は、海藻の一種の褐藻(かっそう)から作られる食物繊維です。
どちらも食べることができるものなんで、安全な材料です。
でも、味はそんなにおいしいものではありません(笑)。