スマイル歯科医院 の日記
-
最も効果的なフッ素使用法は?
2011.02.01
-
みなさんもご存じのように、フッ素は虫歯予防に効果があります。
現在、フッ素入りの歯磨き剤なんかが売られていますね。
歯科医院ではお子さんの歯に直接フッ素を塗ります。
フッ素は虫歯予防の目的で使用しますので、虫歯にすでになってしまった場合は、
虫歯の進行を止めるために、サホライド(鍍銀:とぎん)を塗ります。
フッ素でうがいするのも虫歯予防には効果があるといわれています。
最も効果があるのは、歯が形成される時期に、水道水に微量のフッ素を入れて、
普段から飲料水として飲むことです。
そうすればフッ素が体内に取り込まれ、虫歯になりにくい丈夫な歯になります。
昔、兵庫県の宝塚で、水道水にフッ素を入れてたんですが、フッ素を入れる量が多すぎたため、
斑状歯(歯が縞模様になる)になる人が多発しました。
それ以来日本では水道水にフッ素を入れてる自治体はありません。
ちなみにアメリカでは、水道水にフッ素を入れ始めて65年が経っています。