スマイル歯科医院 の日記
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歯周ポケットの深さは変化します
2011.01.27
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歯と歯肉の境目の深さのことを歯周ポケットと言います。
正常の深さは1~2mmです。 歯周病は歯周ポケット内の細菌が直接の原因でアゴ骨が溶けて、
歯肉に炎症が起こる病気です。
歯医者でお口全体が写る大きなレントゲンを撮ると、アゴ骨がどのくらい溶けてるかよく分かります。
溶けたアゴ骨は特殊な手術をしない限りは、増えて元にもどることはありません。
溶けてしまったアゴ骨を手術をすることで、2mm増やそうとするには大変です。
ところがもっと簡単にアゴ骨を2mm増やすのと同じ効果を実現する方法があります!
それはブラッシングです。
適切なブラッシングを毎日することで、ぶよぶよしていた歯肉がひきしまってきます。
歯肉がひきしまってくると、歯周ポケットも浅くなります。
例えば5mmあった歯周ポケットがブラッシングを頑張ってやったことで、3mmになったとします。
この場合、2mm歯周ポケットが浅くなりました。
これは溶けてしまったアゴ骨が2mm増えたのと同じ結果ということができます。
たとえアゴ骨が溶けてなくなっていても、歯周ポケットが浅くなれば、
その分ポケットの中に歯垢や歯石が溜まらなくなり、歯周病の進行を積極的に遅くすることができるのです。
もしあなたが、歯医者に行ってレントゲンを撮った結果、アゴ骨が溶けてなくなっていても、決して落ちこまないでください。
正しいブラッシングをすることで、歯周ポケットを浅くすることができ、歯周病を予防できます。