スマイル歯科医院 の日記
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入れ歯があたって痛いとき
2010.12.19
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入れ歯があたって痛いと、ほんとにつらいですね。 入れ歯は精密なお口の型をとって作るので、それなりのだんどりをふんで作った入れ歯なら、お口の粘膜にきちっと適合してるはずです。 それでもあたって痛いところがでて来ることがあります。
きちっと作った入れ歯でもなぜそんなことが起こってくるのでしょう? 粘膜には強いところと弱いところがあります。
同じように入れ歯が接していても、弱い粘膜のところは傷がいったりして、痛くなってしまうことがあるのです。 入れ歯があたって痛い患者さんがおみえになった場合、歯科医師はどこがあたっているのか、フィットの状態を調べるために、入れ歯の中にペースト状のチェッカーを入れて、実際に入れ歯を入れてもらって、フィットの状態をチェックします。そして、強くあたってるところがあれば、少しだけ削ります。あまり沢山削りすぎると入れ歯がゆるくなってしまうので、慎重にやります。 作って相当の年月がたってる入れ歯は、粘膜の状態が変わって、ゆるくなってる可能性があります。
その場合は入れ歯の内側に裏張りをして、ゆるくなった入れ歯をあわせ直します。 咬み合わせが強すぎる場合も入れ歯が痛くなる場合があります。
その場合は、人工歯を少し削って咬み合わせをゆるくします。入れ歯の内面を削らなくてもこの調整だけで痛いのがとれる場合も結構あります。 いずれにしましても、入れ歯があたって痛くて、はずさないとだめなくらいでしたら、歯科医院におこしになって、歯科医師による入れ歯の調整を受けてください。
痛いからって入れ歯を長期間はずしっぱなしにしてますと、お口に入らなくなってしまい、もう一度新しい入れ歯をつくらねばならなくなってしまいます。