スマイル歯科医院 | 日記 | 根の先の膿の袋

根の先に膿がたまることがあります。
虫歯が深くて神経まで達している場合、神経が細菌感染し、根の先までその感染が及び、
その細菌が膿を作るのです。
膿がアゴ骨をどんどん溶かしていくと大変なことになります。

でも人間の体はうまくできています。
膿を袋で包み込んでいます。
この膿の袋があるおかげで、膿が急速に広がらないようになっています。

あなたが歯医者に行かれて、レントゲンでかなり大きな膿の袋を見せられたら、
それはここ数カ月で大きくなったものではありません。
何年もかけてゆっくり大きくなっていったのです。

この膿の袋ですが、抜歯する場合は完全に取り除かねばなりません。
残してしまうと、抜歯して歯はなくなっても、また膿が溜まってしまうことがあるからです。