スマイル歯科医院 の日記
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咬合性外傷
2011.01.25
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咬合性外傷って言葉、ご存じですか?
咬合(咬み合わせ)が原因で歯が外傷(打撲)を受けたようになることです。
全部の歯が均等に咬んでればいいのですが、なかなかそんな人は珍しいです。
大部分の人は大なり小なり、他に比べて強く咬んでしまっている歯があるものです。
一日に人間は1200回咬むと言われています。
強く咬んでしまってる歯は、毎日1200回、
ちょうど外傷を受けたような状況におかれることになります。
それが何年も続くと歯に以下のような症状がでてきます。
歯にヒビが入る
歯が削れてしみるようになる
根っこが曲がってきたり、短くなってくる
歯周病が進む(アゴ骨が溶けてくる)
歯の神経が死んでしまう
処置としては、
歯をしみない程度に少し削り当たりを弱くする。
ヒビがいっているところを削って、合成樹脂(レジン)でうめる。
場合によっては歯の神経をとる
等をします。
虫歯が原因でなくてもこのような症状が起こる場合がありますので、
このような症状のある方は早めに歯医者に行かれることをお勧めします。