スマイル歯科医院 | 日記 | 下アゴが自由に動くからいろいろな問題が…

丁寧にご説明し、丁寧な治療をします。

Top >  日記 > 下アゴが自由に動くからいろいろな問題が…

スマイル歯科医院 の日記

下アゴが自由に動くからいろいろな問題が…

2011.01.23

前回は、人間の場合、サルやネコといった動物と違って、下アゴが上下にまっすぐ動くだけでなく、左右にも動くというお話をしました。

下アゴが左右に動くことで、いろいろな問題が生じます。

●顎関節症
アゴの関節の頭が上下左右に動くので、場合によっては関節の頭が関節のくぼみに入りこみすぎたり、入り方がはずれぎみになったりして、アゴの関節に痛みが生じたり、お口が開きにくくなったりする場合があります。

●歯周病がさらに進行・特定の歯がダメージを受ける
歯周病は、歯と歯肉の境目に歯垢をつけていると、歯垢は病原性を持った細菌のかたまりなので、この歯垢が直接の原因となって、アゴ骨を溶かしたり、歯肉に炎症を起こす病気です。
また、歯は垂直方向の力に対しては強いですが、横の力には弱いです。
歯医者が歯を抜く場合、歯をつまんで引っこ抜いてる訳ではありません。
実は横の力を歯に加えて、歯を脱臼させてから、歯を抜いているのです。
横の力は歯を抜くときに利用してるような力なので、歯にとっては、大変ダメージを受けやすい力です。
人間の場合、左右に下アゴが動くことで、歯は横の力を受けることになります。
歯周病になってない場合は、横の力を歯が受けてもそんなにダメージは受けませんが、歯周病がある程度進んだ人が横の力を歯に受けると、歯はかなりのダメージを受けてしまいます。
歯周病が進んでる人のアゴ骨はかなり溶けていて、歯の根っこが少ししかアゴ骨の中に植わっていないからです。
横の力を受けるたびに、歯は横にゆすられ、歯を支えてるアゴ骨や歯肉は相当なダメージを受けることになります。

もしあなたがお口の領域で何か問題がある場合、その究極の原因は、あなたの下アゴが左右に動くからかも知れません。

日記一覧へ戻る

【PR】  有限会社 セイヴァ  ラウンジ シルキィ  町家カフェ 太郎茶屋 鎌倉 桜台店  小さなペットショップ ドゥ・ファミリー  カラオケclubNOVA