スマイル歯科医院 | 日記 | 人間のアゴの動き方

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スマイル歯科医院 の日記

人間のアゴの動き方

2011.01.22

人間が食べ物を食べるとき、アゴの動きはどうなってるかご存じですか?

上アゴは頭の骨とひっついているので動きません。
動くのは下アゴです。

ものを食べる時は、食べ物をお箸で口に持ってきて、まずは前歯で噛み切りますね。
この時は、下アゴはまっすぐに開いてまっすぐに閉じます。

前歯で噛み切った後は、食べ物を左右どちらか一方の奥歯に舌で運びます。
どちらか一方の奥歯で数回咬んだら、次は舌で反対側の奥歯に食べ物を舌で運びます。
数回そちらの奥歯で咬みます。
また舌で反対側の奥歯に運びます。
これを何回か繰り返して、最後は飲み込みます。

このどちらか一方の奥歯で咬んでるときの下アゴの動きは、まっすぐ開けてまっすぐ閉じるという動きはしていません。
食べ物のある側に下アゴをずらしてもどすという横の動きをしています。
右側の奥歯に食べ物があるなら、下アゴは右側にずれます。
このように、前歯で物を噛み切るとき以外は、人間のアゴは横の動きをしているのです。

「人間は」と書きましたが、サルとかネコのアゴはまっすぐの動きしかしません。
サルやネコのアゴの関節の頭が入る関節のくぼみはすごく深くて、関節の頭はこのくぼみにがっちりはまりこんでいて、左右には動きません。
さらに歯のとんがり具合も急で、上下の歯ががっちり噛みこんで左右に動かすことはできません。
関節や歯の形態がこんな状態ですので、これらの動物はものを食べるとき、アゴはまっすぐに開いてまっすぐに閉じる動きしかしません。

ところが人間の場合はアゴの関節のくぼみが浅くて、そこに入ってる関節の頭は自由に上下左右に動きます。
さらに歯のとんがり具合もなだらかで、上下の歯が噛みこんだ状態からでも左右にアゴを動かすことができるのです。

人間の場合、この下アゴが左右に動くということが、いろいろなお口の問題を引き起こします。
顎関節症、歯周病、特定の歯がダメージを受けやすい等です。

これらについては明日の日記に書いていこうと思います。

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