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スマイル歯科医院 の日記

歯を抜いた後の歯肉の状態

2011.01.21

歯を抜いた直後の歯肉の状態って、どうなってるかご存じですか?

歯が無い訳ですから、ぽこっと穴が開いた状態になってます。
その穴は、血液が固まったかさぶたのようなもの(血餅:けっぺい)で覆われています。
この血餅で覆われているということが大切です。
無理にはがしたりしないようにしましょう。

抜いた直後の歯肉の穴(抜歯窩:ばっしか)はアゴ骨が露出した状態です。
血餅で抜歯窩が覆われていることで、底の方から新しい歯肉が新生してきます。
新しい歯肉で露出したアゴ骨が覆われてくると痛みもかなりおさまってきます。
これは抜歯後、約1週間くらいかかります。
そして新しい歯肉が底の方からだんだん上に向かって増えてきます。
完全に抜歯窩が新生した歯肉で覆われて平らになるのには、1カ月~3カ月くらいかかります。

抜歯窩が新しい骨がでてきて欠損部が新しい骨でうめられるのはもっとかかります。
半年以上かかります。

抜歯後、まだ新生の歯肉がでてきてなくて、骨が露出した状態のときは、細菌感染に注意が必要です。
抜歯後最低3日間は、細菌をやっるける意味で抗生物質を服用しましょう。

抜歯後2週間くらいになりますと、抜歯した側で咬んでも痛くなくなってくるので、患者さんは抜いた側でも物を食べるようになってきます。
そうすると、抜歯窩に食べかすが詰まりやすくなってきます。

この時期になると新しい歯肉が骨を覆ってますので、食べかすが詰まることによって起こる細菌感染は、そんなに心配はいりません。
とは言っても、できれば抜歯窩にものが詰まってない状態にしたいものです。

ものが詰まっても、決してツマヨウジでほじくったりはしないでください。
抜歯窩の歯肉が傷ついて、細菌感染する恐れがあります。
ブクブクうがいをすることで、取るようにしましょう。

うがいでも取れないときは、子供のおもちゃの水鉄砲で鏡を見て、抜歯窩を洗浄してください。
冗談のように聞こえますが、これが一番、抜歯窩の歯肉を傷つけることなく、費用もかかからずに詰まりをとる方法です。
水鉄砲の中に入れる液体は、水道水で十分です。

抜歯して2週間以内は、水鉄砲で抜歯窩を洗浄するのはやめてください。
抜歯窩の血餅をはいでしまうことになって、新しい歯肉の盛り上がりを妨げます。

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