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スマイル歯科医院 の日記

咬むと歯が痛いとき

2011.01.20

冷たいお水にはしみないのに、物を咬むと歯が痛くなったことはありませんか?

これは歯根膜が過敏になっているからです。

歯の根っこは歯根膜を介してアゴ骨に植わってます。
この歯根膜がクッションの役目をして、咬んだ力が直接アゴ骨に伝わらないようになっています。

歯根膜の中には、「このくらいの力で咬んだよ」とという情報を検出して脳に伝えるセンサーがあります。
そのおかげで、私達は、歯触りとか咬みごたえを感じることができるのです。
おせんべいを食べたときとイカのおさしみを食べたときは、歯触りや咬みごたえが違いますよね。
ところが歯根膜が何らかの原因で過敏になると、咬むと痛い、叩くとひびく、歯が浮いた感じがするという感覚が生じてきます。

ではどんな原因で歯根膜が過敏になるのでしょう?

一番多いのは、歯周病です。
歯周病は、歯と歯肉の境目についている歯垢が直接の原因で、歯肉に炎症が起こり、アゴ骨が溶ける病気です。
歯肉に炎症が起きると、歯根膜は歯肉とつながっていますので歯根膜にも炎症が起き、歯根膜が過敏になります。
この場合は、歯垢は細菌のかたまりなので、細菌をやっつけるために抗生物質を投与したり、歯周ポケットの中に薬を入れたり、歯垢を器具で取ったりすることでよくなります。
歯垢がつかないように歯磨きをきっちりするのはいうまでもありません。

歯の神経を取った後、一時的に咬むと痛くなる場合があります。
神経を取る時は、リーマーというのようなものを根の先まで通して取ります。
そして薬を神経の入ってた管の中に入れます。
これらの作業が根の先を刺激して、根の先の歯根膜を過敏にすることがあります。
普通は根の治療後2、3日でよくなりますが、痛みが長引く場合には、中に入れてる薬を刺激が少ないものに変えることでよくなります。

咬み合わせが強すぎて、歯自体に負担がかかってる場合も咬むと痛くなります。
歯根膜にも負担がかかって、過敏になるからです。
この場合は、相手の歯とのあたり具合をゆるくするために、歯をしみない程度に少しだけ削ります。
そして、負担が軽減されれば、よくなります。

歯の神経に炎症が起きてるときも咬むと痛くなります。
歯の神経と歯根膜は根っこの先でオーバーラップしてます。
歯の神経に炎症があると歯根膜にも炎症が波及しやすくなります。
歯根膜に炎症が波及すると、歯根膜が過敏になります。
この場合は、炎症を起こした神経を取ることでよくなります。

歯の根っこが割れたり、ヒビがいったりしてる場合も咬むと痛くなります。
この場合は、最悪歯を抜かないとだめな場合があります。

以上書いてきましたように、歯が咬むと痛いときは、いろんな場合が考えられます。
できるだけ早く歯医者に行くことをお勧めします。

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