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スマイル歯科医院 の日記

歯医者で抗生物質をもらったら

2011.01.13

歯医者に行って、抗生物質をもらったことはありませんか?
抗生物質は、細菌をやっつける薬です。
歯医者が抗生物質を出す場合は、以下の2つの場合です。

・抜歯等、外科的処置をした場合
お口の中には細菌がいっぱいいます。
その細菌が傷口に入って化膿しないように抗生物質を投与します。

・歯周病の急性化、根っこの先の病巣、親知らずが腫れた場合
歯周病の急性化は歯周ポケットの中にいる細菌が原因で起こります。
症状としては、歯肉が腫れたり、膿がでたり、歯肉から出血したりします。
根っこの先の病巣の細菌が原因で、根の先が腫れたり、歯がうずいたりします。
親知らずの周りの歯肉の細菌が原因で、親知らずが腫れます。
これらの場合、炎症を起こしてる原因の細菌をやっつけるために、抗生物質を投与します。
抗生物質がだされたら、特に変わったことがない限りは、指示通り最後まで飲みきりましょう。
抗生物質は痛み止めと違って、飲んだり飲まなかったりすると効きません。
例えば3日間、抗生物質がでたとして、飲んだり飲まなかったりすると、炎症がなかなか治まらず、結果的に6日間も飲まないといけなくなる場合があります。

抗生物質の内服は、口だけではなく、全身に効きます。
抗生物質をだらだらと長期間に渡って飲み続けると、細菌がその抗生物質に対して耐性を持ってしまい、医科の病気になった場合、いざという時に効かなくなってしまいます。
このようなことがないように、抗生物質を飲む以上は、歯医者の指示どおりきっちり飲んで、炎症をおさえ、短期間で内服を止められるようにしましょう。

抗生物質の副作用としては、下痢や口内炎があげられます。
お口の中と腸の中にはいろんな種類の細菌が共生しています。
ところが抗生物質を飲むことによって、細菌の勢力のバランスが変わってしまいます。
その結果、ふだん小さくなってる下痢を起こすような細菌や口内炎を起こすような細菌の勢力が増して、下痢や口内炎が起こりやすくなる場合があるのです。
あまりひどい場合は歯科医師と相談して抗生物質の服用を中止する場合がありますが、非常にまれです。
下痢になった場合は、ビオフェルミン等の整腸剤を抗生物質と併用すると下痢がおさまることが多いです。

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