スマイル歯科医院 の日記
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アゴが痛くなったら
2011.01.09
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アゴが痛くなって口が開きずらくなったことはありませんか?
顎関節症かも知れません。
顎関節症の人のほとんどが軽度の顎関節症です。
軽度な場合は、ほとんどの人が開口訓練を1週間ほどすればよくなります。
やり方は痛い側の第二大臼歯(普通は一番奥の歯)で割り箸を90秒間おもいっきり咬み続けます。
その後、鏡を見ながらお口が真っ直ぐ開いて閉じているのを確認しながら、30回お口を開閉します。
これを朝と夜、2回やってください。
割り箸を咬むことで関節が開くようになり、痛みがなくなりお口を大きく開けられるようになります。
痛いからといって痛い側で物を咬まないで、痛くない方でばかり咬んでると、痛い側の関節がきつくなって、よけいに痛みがでたり、口が開きにくくなります。
顎関節が痛くてもできれば左右均等に咬みましょう。
口を開閉したときに音がなる場合があります(クリック音)。
顎関節内に関節円盤というクッションのようなものがあるんですが、お口を開閉する時に関節の頭がこのクッションをこする時に生じる音です。
クリック音がする人は結構います。
音だけしてる場合は心配いりません。
むしろ今まで音がしてたのに、ある日突然音がしなくなって、お口が開かなくなったら、これはまずいです。
関節円盤がずれて、関節の頭がロックされて動かなくなった可能性が高いからです。
この場合は、普通の開業医では手におえませんので、大きな病院の口腔外科を受診してください。
以上顎関節症について簡単に書きましたが、顎が痛くなったらご自身で判断せずに、まずはお近くの歯科医院を受診してください。