スマイル歯科医院 の日記
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さし歯がとれそうになったら
2011.01.06
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さし歯が少し動いてきて、とれそうになったことはありませんか?
原因はいくつか考えられます。
さし歯はまず金属の心棒を根っこに入れてセメントでつけ、さらにその上からさし歯をセメントでつけています。
金属の心棒のセメントがとれかかっている場合と、さし歯がとれかかっている場合の2通りが考えられます。
セメントは効いているが、根っこにヒビが入って金属の心棒が動いている場合もあります。この場合は最悪歯を抜かないとだめな場合があります。
さし歯自体には問題がないが、歯周病でアゴ骨が溶けてなくなり、骨の中に植わってる根っこの部分が少しになったため、歯自体が動いている場合があります。
この場合は、この歯の隣の歯と連結して被せることでその歯を固定し、動きを止めるという治療ををすることが多いです。
とれかかってるさし歯をむりやりとろうとすると、ダメージで根っこが折れたりする場合があります。
根っこが折れてしまうと抜歯になってしまいますので、場合によっては、さし歯が自然にとれるまで待って、とれてから治療を開始することもあります。
さし歯が動いてきてとれそうになった場合は、このようにいろいろな原因が考えられますので、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。