スマイル歯科医院 | 日記 | 歯の再生医療

丁寧にご説明し、丁寧な治療をします。

Top >  日記 > 歯の再生医療

スマイル歯科医院 の日記

歯の再生医療

2011.01.04

本日、ツイッターを見ていると、日本歯科大学の研究グループがマウスの歯の一部を体外で培養し、完全な歯を再生することに成功したというニュースの話題が、歯科関係者ではなくて、一般の人達の間でツイートされているのに驚きを感じました。
ツイートしてる人達はこのニュースにかなりの期待を持たれているようでした。
この実験では、体外で培養した歯を抜歯した穴に埋め込むという手法をとっています。
我々開業医も似たようなことをやってます(歯牙移植)。
例えば第二大臼歯がダメになったとします。幸運にも第三大臼歯(親知らず)に虫歯がない場合、この親知らずを抜いて、ダメになった第二大臼歯を抜いた穴にその親知らずを移植します。
この場合、親知らずの抜歯と第二大臼歯の抜歯は同時に行います。
そして抜いた親知らずをなるだけ早く第二大臼歯を抜いて生じた穴(抜歯窩:ばっしか)にもどすことが成功の秘訣です。
この歯牙移植では使用するのはその患者さん自身の親知らずですが、この実験では、あらかじめ歯の一部を採取しておき、これを培養し、一か月かけて再生した歯を用いています。
この方法ですと、虫歯になっていない親知らずを持っていない人でも移植が可能になります。
この再生歯をつくる技術が確立しますと、ブリッジや入れ歯にならなくていいケースが増えると予想されます。
さらに人工歯根をアゴ骨に埋め込むインプラントも必要なくなってくるかも知れません。
親知らずを使う歯牙移植の場合と同様に、移植する歯科医師の技術が要求されることには変わりないと思います。

日記一覧へ戻る

【PR】  南砺市城端町Aコープセフレの 美容室 airly ( エアリー )  いしかわ農業人材機構  style shop FREE  GRASS MARKET  Shapes自由が丘店