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スマイル歯科医院 の日記

歯間ブラシでよけいに隙間が…

2010.12.31

歯間ブラシを続けていると、歯と歯の間の隙間がよけいに大きくなったので、歯間ブラシをするのをやめたという患者さんがちょくちょくいらっしゃいます。
これは結論から言うと間違いです。なぜそうなったかをご説明しましょう。
30歳以上の人ならみなさん、大なり小なり歯周病になってます。
歯周病は歯垢が直接の原因でアゴの骨が溶け、歯肉に炎症が起こる病気です。
歯肉はアゴの骨の上にのっかってるだけですので、アゴの骨が溶けるに従って、それを反映して歯肉の位置も後退してきます。
その結果、歯と歯の間の隙間もだんだん広がっていきます。
本来なら歯と歯の間に隙間があるべきなのに、歯肉が腫れているため隙間がない場合があります。
これは異常な状態です。
そういう人が歯間ブラシを一生懸命やると、初めは歯肉から出血し、細い歯間ブラシしか通らなかったのが、だんだん出血もなくなり、太めの歯間ブラシが通るようになります。
この状態は、一歩正常な状態に近づいたのです。歯間ブラシをすることによって、歯と歯の間の歯垢がなくなり、歯肉が適度にマッサージされ、血行が良くなり、ひきしまったいい歯肉になってきたということなのです。
ですので、歯と歯の隙間が広がっても恐れずに歯間ブラシを続けましょう。
溶けてなくなったアゴ骨を元どおりに増やすには手術をしたりして大変ですが、ひきしまったいい歯肉の状態にすることは、歯ブラシ、歯間ブラシをしっかりやればどなたでも達成可能です。
ひきしまったいい歯肉ですと歯周ポケットが浅くなります。
2mmアゴの骨を増やすことは大変ですが、2mm歯周ポケットを浅くすることは、歯ブラシ、歯間ブラシを頑張って毎日継続することで可能です。

本日で本年も終わろうとしています。今年一年、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
来年も歯科医療を通じてみなさまのお役に立てるよう頑張ります!
みなさんが来年もいい年でありますように!!

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